
当社入社の決め手を教えてください。
「不動産鑑定士」のキャリアを生かして相続税業務に携われることです。
同じく「不動産鑑定士」だった父の影響で一度は同じ道に進みましたが、もともとお金に興味がありました。
特に税金は仕組みが複雑で分かりにくいけれど身近な存在なので、自分が知識を得て、お客様や親戚、友人など周りの人をサポートできたら良いなと思っていました。
実際に働いてみて会社に対する印象はどうでしょうか。
入社前の面接や事務所見学ではフレンドリーな印象を受けました。
入社後も専門事務所でありながら和やかな雰囲気の中でスキルアップできる環境だと感じています。
また、自ら希望して3ヶ月前に評価部から税務部に異動しました。
初めてのことばかりで大変ですが、日々新しいことが学べて嬉しいです。
現在の一日の流れを教えてください。
毎朝、事務所が受験生用に開放している休憩スペースで1時間ほど勉強してから出社しています。
午前中は主に申告書作成作業を行います。
財産の評価や必要な資料の確認と根拠資料の作成など、根拠を持って申告書を税務署に提出できるよう1つのファイルにまとめます。
午後は、午前中に作成した資料一式を印刷して提出順に並べ替え、不足がないか確認します。
その後、上司にフィードバックをもらいます。
上司からは「ここが間違っている」「これが足りない」「この論点はこういう可能性があるから検証してみよう」など具体的な指摘が入るため、それに対応していきます。
日によっては、実際に土地を見に行って財産評価基本通達に則った評価を行ったり、お客様への説明に同行することもあります。
「財産総額がこれだけで、こういう評価をして最終的に税額はいくらになります」という説明を、横で聞いているだけでなく、自分でもできるようになりたいです。
また、社内打ち合わせが週1~2回ありますね。
通常18時から19時くらいには退社し、帰宅後も1時間ほど勉強しています。
この仕事の面白さ、やりがいを教えてください。
多くの不動産評価に携われることです。
特に資産規模の大きい資産家の方々と関われる点は魅力的です。
他の事務所では扱っていないような難しい土地が多いのも面白さの1つです。
その都度、事前に社内で方針を決めて進めますが、当社は膨大にある土地評価の通達をほぼ網羅しています。
そのため、長年のノウハウが詰まった適正な評価が可能です。
鑑定評価と財産評価は似ているようで全く異なる点に初めは驚きましたが、共通する部分も多々あり、「不動産鑑定士」としての経験が生きています。
今後やっていきたいことは何ですか?
相続税の当初申告の案件をたくさん経験したいです。
また、相続税以外の税務にも幅広く触れることで深い税務の知識を習得することを目指しています。
税理士はサービス業とも言われます。
説明して終わりではなく、「今後どうしていけば良いのか」というお客様の悩みに対して専門家としてアドバイスできるようになりたいです。
当社を志望する方にアドバイスをお願いします。
当社は不動産と税務に関して専門性を持つ数少ない事務所です。
税理士の中でも土地評価や相続に興味がある方にはお勧めです。
他の事務所ではなかなかない案件に数多く出会えると思います。
その他一言
現在、税理士を目指して勉強中です。
上司が「夜に勉強があるなら今日は早めに上がっていいから、その代わりこの日までには終わらせるようにしましょう」と調整してくれたり、同僚が「自分が仕事の一部を引き受けるから受験頑張って」と配慮してくれたりします。
試験直前期には5日ほど休みを取らせてもらいました。
そのおかげで今年1科目に合格できました。
税理士登録まであと1科目です。
受験を応援してくれる風土があるため、メリハリをつけながら勉強も進められる事務所です。