インタビュー
税理士法人
下平会計事務所
西 徳幸 先生(副所長) ×
下平 英生 先生(代表社員)
税理士・会計士の皆様に向けてサービスを開始して以来、おかげさまでたくさんのお声掛けをいただいてきた相続・不動産サポート業務。
税理士法人 下平会計事務所の下平代表と西先生に、ご依頼いただいての感想をうかがいました。
フジ総合グループを利用していかがでしょうか?
財産評価と鑑定評価、両方の視点があるのがいいですね。セカンドオピニオンは非常に重要だと改めて思います。
どのような経緯でご連絡頂きましたか?
下平代表:
私は日頃からセカンドオピニオンが重要だと考えているので、チラシには自然と目が留まりました。申告書全体をチェックするサービスは知っていましたが、土地評価だけというのはあまりないですよね。それで、西君に「こんなサービスがあるよ」とチラシを渡して。
「土地評価セカンドオピニオン」を依頼されてみていかがでしたか?
西先生:
評価が適正かどうかのABCD判定が一覧でわかりやすく、説明も資料を見ながら具体的にしてもらえたので助かりました。B判定(判断によっては減額の可能性あり)の土地など、お客様にリスク説明をする際にも利用しています。
評価意見書や生前対策の土地評価など、幅広いご依頼をいただいていますね。
下平代表:
相続案件で広大地が関わる場合など、これまでも評価意見書の作成を不動産鑑定士に依頼することはありました。
ただ、やはり税務とは違った考え方、表現の仕方をすることが多いんですね。
その点、フジさんの意見書は税務上の財産評価の考え方が押さえられているので税理士も理解しやすいですし、税務署に対してもより説得力のあるものになっていると思います。
財産評価と鑑定評価、両方の視点があるのがいいですね。税理士と鑑定士を上手く組織化できているからではないでしょうか。
西先生:
私は土地評価についてよく相談させてもらっています。例えば「土地と道路に高低差があるが、その路線の影響を考慮すべきかどうか」「10%減(利用価値が著しく低下している宅地の評価)が適用できるかどうか」など、自分で土地評価をしていて判断に迷ったときに、ご意見いただいて参考にしています。ときには電話しながらグーグルマップを開いてもらって話したり。気軽に相談できるのは嬉しいですね。
公認会計士・税理士・行政書士
下平 英雄 氏
副所長・税理士
西 徳幸 氏
ほかに、こんなサービスがあればと思うことはありますか?
西先生:
生前対策ですね。相続税の仮計算をした上で、スムーズな資産承継のための対策を顧客に提案できるようなパックがあればいいと思います。先日も、生前対策の一環で土地の交換について相談させてもらいましたが、今後はそういった需要が増えてくると思います。
下平代表:
非上場株式の株価の評価も判断が分かれる部分が多いので、セカンドオピニオンを聞いてみたいと思うことはあります。
非上場の株価には土地評価が絡むことも多いので、ご依頼があれば承っています。
下平代表:
そうなんですね。メニューが増えると依頼しやすいかもしれません。相続税申告全体のセカンドオピニオンも、普段お付き合いのない事務所だと抵抗がありますが、こうして信頼関係ができるとお願いしやすいですね。
今後力を入れていきたい業務で、弊社がお力添えできる部分があれば教えてください。
下平代表:
先ほど生前対策の話が出ましたが、相続税に限らず税務申告は「過去」に関わる業務ですよね。過去にばかり追われがちですが、本当はもっと未来に目を向けた提案を、お客様に対してしていかなければならないと感じます。特に法人の事業承継は課題ですね。7割の法人に後継者がいないといわれる時代ですから、このままでは私たちもお客様がいなくなってしまいます。そのため、今後はそういった未来への対策の点でも協働していければと思います。
また、最近は取り扱う税目や業種を限定する特化型の事務所が増えていますが、私たちのように古くからやっている事務所は、法人、個人、資産税問わず、何でもやるのが基本です。 もともとは私の父が一人でやっていたわけですから、相続税だからと断ったり、丸ごと外注したりするわけにはいきません。その一方で、特化型事務所に比べ、情報や経験が蓄積されていない分野があることは否めません。 だからこそ、同じ価値観を持って顧客に向き合える人とのアライアンスが重要だと感じます。自分にないところを助けてもらえるのはありがたいことです。
資産税業務に参入したいが、一朝一夕にはいかない。そう悩んでいる事務所は多いのではないでしょうか。セカンドオピニオンは非常に重要だと改めて思います。